社内印刷イベントの開催(4回目)

社内イベント

2022年11月4日、4回目の社内印刷イベントを開催しました!

「わくわく実験編 Part.Ⅳ」 内容は下記の2本立てとなります。

  • Project. Ⅰ モアレ(モワレ)を人為的に出してみた
  • Project. Ⅱ CMYKの版を入れ替えてみた

始まりの挨拶

9:00 始まりの挨拶 社長より「印刷イベントの開催が継続されているのは、良いことです」という一言をいただき印刷イベント開始です。

Project. Ⅰ

モアレ(モワレ)を人為的に出してみよう。
印刷の内容は紙:マット紙またはコート紙、刷色:4色カラーとします。

まず最初に”モアレ”についての説明がありました。

モアレまたはモワレ(仏:moirè)は干渉縞ともいい、規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた時に、それらの周期のずれにより視覚的に発生する縞模様のことです。

網点に角度を付け下記4種類の形状で比較してみました。
(当社では通常はK:75° C:15° M:45° Y:0°に設定)
スクエア/線数133、/線数75
網点の角度 全てCM 0.25°Y 0.5°K 0.75°に設定しました。
楕円/線数75、FM
※線数:1インチ(2.54㎝)に並んでいる列数のことであり、多いほど網点の大きさが小さくきめ細かい表現になる
※FM:不規則に点が配置されている

検証中

モアレは狙い通りに作れたのでしょうか?

形状によってどのような違いが出たのでしょうか??

結果

コート紙で印刷したもの

左上:スクエア、右上:FM、左下:円、右下:楕円

細かい部分は分かりにくいのですが、各形状の右上の絵柄はぼやけた模様になっておりピントが合っていないような感じがしてモアレの現象が分かりやすいです。FMはモアレが出ていないのが分かります。
モアレを人為的に出すことに成功!普段はこのような印刷にならないように気を付けます。

Project. Ⅱ

CMYKの版を入れ替えてみよう。
通常の印刷ではK(墨)→C(藍)→M(紅)→Y(黄)と濃い色から順に色を乗せていくのですが、その版を変えてみたらどうなるのかの実験です。

通常の順番で印刷したもの
K→C→M→Y

1回目:CとMの版を入れ替えてみた
K→M→C→Y

2回目:CとYの版を入れ替えてみた
K→Y→M→C

3回目:YとKの版を入れ替えてみた
Y→C→M→K

空の色が変化していくのが面白かったです。 異世界を想像させられました。
普段は版を入れ替えることはないですが、なんとなく想像はできるけど本当にやってみたらどうなるのかなというところで、入社半年の新入社員からの提案でした。
印刷結果には満足だったようです。

一番最初の印刷イベントから1年が経ち、進行もスムーズになってきました。
次回は来年の3月です。
次はどんな実験になるのでしょうか。

主催:岩本印刷株式会社 U40会議メンバー

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この記事を書いたヒト

岩本印刷株式会社 編集者

岩本印刷株式会社の更新担当している編集者です。 事例紹介などを更新しております。

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